アスベストが外壁に入っているかの見分け方について解説!

2024.10.21

築年数の古い物件に住んでいる、または購入を考えているあなたは、家の安全性を気にしているのではないでしょうか。
特に、外壁にアスベストが使われているのではないかと心配している人もいるかもしれません。

アスベストは、かつて建材として広く使用されていましたが、健康被害が深刻なことが明らかになり、現在は使用が禁止されています。
しかし、古い建物にはアスベストが使われている可能性が高く、適切な知識と対策が必要です。
この記事では、アスベスト外壁の見分け方について解説します。

□アスベストが外壁に入っているかの見分け方について解説!

外壁にアスベストが使われているかどうかを見分ける方法は、大きく3つあります。

1: 建築時期から判断する

アスベストの使用は、1975年に規制が始まりました。
そのため、1975年以前に建てられた建物は、アスベストが使われている可能性があります。
特に、1970年から1990年にかけて建築された建物は、アスベストの使用量がピークであったため、注意が必要です。

2: 設計図書や仕様書を確認する

建築当時の設計図書や仕様書には、使用されている建材の種類が記載されています。
もしこれらの書類を入手できれば、アスベストが含まれているかどうかを確認できます。
設計図書や仕様書は、建築業者や工務店、住宅の販売業者から取り寄せられる場合が多いです。

3: 専門業者に調査を依頼する

アスベストの有無を確実に確認するには、専門業者に調査を依頼するのがおすすめです。
専門業者は、建物の構造や状態を調べ、アスベストの有無を判定できます。
また、アスベストが発見された場合、適切な処理方法をアドバイスしてくれます。

□外壁材にアスベストが使用されている可能性!レベル・種類はどんなもの?

アスベストは、その種類や含有量によって、レベル1からレベル3の3つのレベルに分類されます。

レベル1は、アスベストの含有量が最も多く、最も危険なレベルです。
レベル1のアスベストは、主に吹き付け材として使用されていました。

レベル2は、レベル1よりもアスベストの含有量が少なく、危険度は低いレベルです。
レベル2のアスベストは、主に板状の建材として使用されていました。

レベル3は、レベル2よりもさらにアスベストの含有量が少なく、最も危険度の低いレベルです。
レベル3のアスベストは、主に外壁材や屋根材として使用されていました。
外壁材としてアスベストが使用されている可能性があるものは、以下のとおりです。

・サイディング
・押出成型セメント板
・フレキシブルボード
・ケイ酸カルシウム板第1種
・ストレート波板

これらの外壁材は、アスベストの含有量が少なく、これまで飛散するリスクは低いと考えられていました。
しかし、近年では、レベル3のアスベストも規制対象となり、安全性を考慮する必要があることが明らかになっています。

□まとめ

アスベストは、健康に悪影響を及ぼす危険な物質です。
古い建物にはアスベストが使われている可能性があるため、適切な知識と対策が必要です。
アスベスト外壁の見分け方としては、建築時期、設計図書や仕様書を確認する方法、専門業者に調査を依頼する方法があります。
もしアスベストが発見された場合は、専門業者に相談し、適切な処理を行うようにしましょう。

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