外壁の色選びは慎重に!失敗しないための9つの基礎知識と4ステップ

2024.12.05

外壁塗装は、家の顔を変える一大イベントです。
せっかくなら、理想の色で、美しく、そして長く住み続けられる家にしたいですよね。
しかし、外壁の色選びは、思っている以上に奥が深く、失敗してしまうと、後悔する可能性もあります。

外壁塗装の色選びで押さえておきたい9つの基礎知識

外壁塗装の色選びは、家の外観を左右する重要な要素です。
後悔しないためにも、事前にしっかりと知識を深めておきましょう。
ここでは、外壁塗装の色選びで押さえておきたい9つの基礎知識を紹介します。

1: 時間や天候による色の見え方の変化

外壁の色は、時間帯や天候によって見え方が大きく変わります。
太陽光が当たっている時間帯と、日陰になっている時間帯では、同じ色でも全く異なる印象になることがあります。
また、雨の日や曇りの日には、色が暗く見えがちです。
そのため、色選びの際は、実際に外壁に塗った時の色の変化をイメージすることが重要です。

2: ツヤによる印象の違い

塗料には、ツヤのあるものと、ツヤのないものがあります。
ツヤの有無は、外壁の印象を大きく左右します。
ツヤのある塗料は、光を反射しやすく、明るく、高級感のある印象になりやすいです。
一方、ツヤのない塗料は、落ち着いた印象になります。
自分の好みの雰囲気に合わせて、ツヤのレベルを選ぶようにしましょう。

3: 色の面積効果

色の面積効果とは、同じ色でも、面積が大きくなると、明るく見えたり、暗く見えたりする現象のことです。
外壁塗装では、面積が大きい部分に暗い色を使用すると、家が小さく見えてしまうことがあります。
逆に、明るい色を使用すると、家が大きく、開放的に見える効果があります。

4: 色見本と実際の色の違い

外壁塗装のカタログや色見本は、実際の塗料の色と異なる場合があります。
これは、印刷の色と実際の塗料の色には、どうしても差が生じてしまうためです。
色選びの際は、色見本だけでなく、実際に塗料を塗ったサンプルを確認するようにしましょう。

5: 街並みとのバランス

外壁の色は、周囲の建物や街並みとのバランスも考慮する必要があります。
周囲の建物と調和のとれた色を選ぶことで、街並みに溶け込んだ、美しい外観を実現できます。
一方で、周囲の建物とは異なる個性的な色を選ぶことで、街並みにアクセントを加えることもできます。

6: 汚れや色あせのしやすさ

外壁の色は、汚れや色あせのしやすさにも影響します。
明るい色や薄い色は、汚れが目立ちやすく、色あせしやすい傾向があります。
一方、暗い色や濃い色は、汚れが目立ちにくく、色あせしにくい傾向があります。

7: 色の組み合わせ

外壁の色を選ぶ際は、屋根や窓枠、玄関ドアなどの他の部分の色との組み合わせも考える必要があります。
色の組み合わせによって、家の印象が大きく変わるため、バランスの良い組み合わせを意識することが重要です。

8: 塗装できない部位とのマッチング

外壁の一部には、塗装できない部位がある場合があります。
例えば、サイディングボードの目地や、金属製の雨どいなどです。
これらの部位の色が、外壁の色と調和していないと、見た目が悪くなってしまいます。
事前に、塗装できない部位の色を確認し、外壁の色とのバランスを考慮するようにしましょう。

9: 個性と流行

外壁の色を選ぶ際は、自分の好みや個性も大切です。
しかし、流行に左右されすぎてしまうと、後で後悔する可能性もあります。
流行を取り入れつつ、長く住み続けられる、飽きのこない色を選ぶようにしましょう。

外壁の色選びは4ステップで理想の色に近づける

9つの基礎知識を踏まえて、実際に外壁塗装の色を選ぶ4ステップを紹介します。
この4ステップを参考に、理想の色を見つけていきましょう。

1: 街並みを観察する

まずは、自分の家の周辺を歩いて、街並みの雰囲気を掴みましょう。
周囲の建物の色やデザイン、全体の印象などを観察することで、自分の家の外壁にどんな色が合うのか、イメージを掴むことができます。

2: 施工事例を見る

外壁塗装の施工事例を参考に、イメージを膨らませましょう。
インターネットや雑誌、住宅展示場などで、様々な施工事例を見ることができます。
実際に塗られた外壁の色やデザインを見ることで、より具体的なイメージを持つことができます。

3: カラーシミュレーション

イメージを固めたら、カラーシミュレーションを活用してみましょう。
カラーシミュレーションでは、自分の家の写真に、様々な色を塗ることができます。
実際に塗った時のイメージを掴むのに役立ちます。

4: 色見本で最終確認

最終的に、色見本で実際に塗料の色を確認しましょう。
色見本は、時間帯や天候によって見え方が変わることを考慮し、様々な場所で確認することをおすすめします。
実際に塗料を塗ったサンプルがある場合は、サンプルも合わせて確認すると良いでしょう。

まとめ

外壁塗装の色選びは、時間や天候、ツヤ、面積効果、街並みとのバランス、汚れや色あせ、色の組み合わせ、塗装できない部位など、様々な要素を考慮する必要があります。
しかし、9つの基礎知識と4ステップを参考にすれば、理想の色に近づけることができます。
後悔しないためにも、事前にしっかりと知識を深め、慎重に色を選ぶようにしましょう。

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