雨どいからポタポタ…その原因と効果的な対策とは?

2025.01.28

雨の日の「ポタポタ」という雨どいからの水音。
気がつくと気になってしまい、眠れない夜を過ごすことだってありますよね。
放置すると、家の構造材の腐食や外壁の汚れにつながる可能性も。
この小さな音は、実は家の健康状態を教えてくれるサインかもしれません。
この記事では、雨どいからポタポタと水が漏れる原因と、その対策についてご紹介します。

□雨どい ポタポタの原因を探る

*雨どいの経年劣化による破損

雨どいは、紫外線や風雨、温度変化による影響を受けやすく、経年劣化で破損することがあります。
塩ビ製の雨どいは約10~15年で劣化が始まり、20~25年を目安に交換が必要となるケースもあります。
ひび割れや歪み、変形などが生じ、そこから水が漏れる原因となります。
特に、台風などの強風や積雪などによる損傷は、火災保険の適用対象となる可能性があります。

*雨どいの詰まりによる水漏れ

落ち葉や泥、ゴミなどが雨どいに詰まると、排水が悪くなり、水が溢れてポタポタと漏れる原因になります。
特に、周辺に樹木が多い場所や、公園の近くなどでは、落ち葉の詰まりに注意が必要です。
対策としては、落ち葉除けネットの設置が有効です。
高所作業となるため、設置は専門業者に依頼することをおすすめします。

*雨どいの取り付け不良による水漏れ

雨どいの取り付けが不適切な場合、勾配不足や繋ぎ目の不具合により、水が漏れることがあります。
例えば、軒先唐草の角度が悪く、雨水が雨どいへうまく流れ込まないケースも。
また、集水桝の割れやズレも原因の一つです。
新築時やリフォーム時に、適切な取り付けがなされているかを確認することが重要です。

*その他の原因

上記以外にも、雨どいの素材や種類、築年数などによって、様々な原因が考えられます。
例えば、素材によっては経年劣化による劣化スピードが異なる場合があります。
また、古い雨どいでは、修理よりも交換の方が費用対効果が高い場合もあります。

□雨どい ポタポタ対策徹底ガイド

*DIYによる応急処置と限界

小さなひび割れや亀裂であれば、コーキング材や防水テープなどを用いてDIYで応急処置できます。
しかし、雨どい全体が歪んでいる場合や、高所での作業が必要な場合は、DIYは非常に危険です。
落下事故のリスクを考慮し、無理せず専門業者に依頼しましょう。

*部分補修・部分交換・全交換それぞれのメリットデメリット

・部分補修:費用が安く、工期も短いメリットがありますが、耐久性が低いというデメリットがあります。
ひび割れ程度の軽微な損傷に適しています。
・部分交換:破損した部分だけを交換するため、費用と工期は全交換より抑えられます。
しかし、劣化が進行している場合は、全交換の方が費用対効果が高い場合があります。
・全交換:耐久性が高く、長持ちするメリットがありますが、費用と工期が大きくなります。
雨どいの状態や寿命を考慮して判断しましょう。

*専門業者への依頼方法と費用相場

専門業者への依頼は、安全で確実な施工が期待できます。
費用相場は、雨どいの長さや素材、工事内容によって大きく異なります。

*雨どいの定期点検の重要性

雨どいの状態を定期的に点検することで、小さな不具合を早期発見し、大きな修理費用を避けることができます。
特に、秋から冬にかけては落ち葉の詰まりに注意が必要です。

 

□まとめ

雨どいからポタポタと水が漏れる原因は、経年劣化、詰まり、取り付け不良など様々です。
DIYでの修理も可能ですが、高所作業は危険を伴うため注意が必要です。
状況に応じて、部分補修、部分交換、全交換を検討し、必要に応じて専門業者に依頼しましょう。
定期的な点検も、雨どいの寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐために重要です。
小さなポタポタ音を見過ごさず、安心安全な住まいを守るために適切な対策を講じましょう。

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