トタン屋根を長持ちさせる秘訣!カバー工法で実現する耐久性向上!

2024.04.21

みなさん、屋根修理をして何年たったか覚えていますか。
屋根修理は、家の安全性を高めるために必要です。
 
今回は、トタン屋根に焦点を当てて、カバー工法を施工する方法について解説します。
トタン屋根を設置している方は、ぜひ参考にしてください。

□トタン屋根の劣化症状とは?

 
1:色あせ
 
トタン屋根の色あせは、屋根の見た目に大きな影響を与えます。
長期間にわたる紫外線の影響やさまざまな気象条件が原因で塗装が劣化し、色が薄くなったり、はがれたりすることがあります。
 
色あせは、美観の問題だけではなく、塗装が損傷することでトタン屋根本体の保護層が弱まり、さらなる劣化を加速させる恐れがあります。
 
2:サビ
 
トタン屋根は、素材が鉄であるため、サビは避けて通れない大きな問題です。
水分と酸素がトタンの表面に触れることでサビが発生し、時間が経つにつれて屋根の強度を低下させてしまいます。
 
3:穴あき
 
トタン屋根のサビや物理的な損傷が進行すると、最終的に穴が開くことがあります。
穴が開いた状態で放置すると、修理の難易度やコストが増大してしまう可能性があるので、早めの対処が必要です。
 

□トタン屋根にカバー工法を施工する方法とは?

 
カバー工法は、既存のトタン屋根の上に新たな屋根材を設置することにより、屋根の耐久性を高めるリフォーム手法です。
この方法は、特にトタン屋根が老朽化している場合に有効で、新しい屋根材を追加することによって、屋根の機能を長期間にわたり維持できます。
 
ここでは、カバー工法の手順を紹介します。
 
1:下地補強
 
トタン屋根のカバー工法を開始する前に、最初に行うべきは既存のトタン屋根の点検と補強です。
点検により、屋根のどの部分が修理や補強を必要としているかを特定し、その部分にシリコン充填剤を用いて補修をします。
 
2:野地板の設置
 
補強作業が完了したら、次は野地板の設置です。
野地板は屋根の下地となり、新しい屋根材の重さを支える重要な役割を果たします。
さらに、野地板は屋根の断熱性や防音性の向上にも寄与し、居住空間の快適性を高める効果も期待できます。
 
3:防水シートの施工
 
防水シートは、雨水が屋根を通じて建物内部に浸入するのを防ぎ、雨漏りを予防する役割を担います。
防水シートを適切に施工することで、屋根の防水性能が格段に向上するため、長期間にわたり安心して生活ができるでしょう。
 
4:新しい屋根材の設置
 
屋根材の種類によって、屋根の耐久性や外観、さらには環境への適応性が異なるため、どの屋根材を選ぶか慎重に決めましょう。
 

□まとめ

 
トタン屋根の劣化は避けられない過程ですが、適切なメンテナンスとリフォームにより、その寿命を大幅に延ばせられます。
また、カバー工法は、既存の屋根を活かしつつ、機能性と美観を回復させる効果的な選択肢です。
定期的な点検と、症状に応じた迅速な対応で、屋根の健康を長く維持しましょう。

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